グラップラー簿記の資産形成

帳簿上最強の生物を目指す男のドタバタ資産形成奮闘記です。

地上最強のマンガ家 ダブル板垣について

いま、週刊少年チャンピオンが熱いです。

 
小学校の頃からマンガは好きでしたが、正直、電車内でマンガを読むようなサラリーマンは軽蔑の対象でした。
今は僕も軽蔑の対象になってしまったわけですが 笑 面白いからしょうがないです。
 
昔から少年マンガ誌はジャンプとチャンピオンが好きでした。最近はチャンピオンの躍進というか個性の爆発が凄まじいです。
僕のイメージですが、ジャンプは「王道マンガ」、マガジンは「万人受けマンガ」、チャンピオンは「個性派マンガ」とジャンル分けできます。サンデーは印象的なマンガが無く、読みません。
 
NARUTO、ブリーチ、こち亀、ハンターなど、一時代を築いた連載陣が終わってしまいジャンプは寂しくなりましたね(ハンターは終わってないか)。人気長寿マンガが続々と連載終了し衰退していくジャンプを尻目にチャンピオンの先鋭化が止まりません。
 
チャンピオンは『ダブル板垣先生』の作品が群を抜いて面白いです。
僕のなかでは、板垣恵介先生の『刃牙道』と板垣巴留(パル)先生の『BEASTARS』が今のチャンピオンの2枚看板です。
 
刃牙は有名すぎるので改めて内容紹介はしませんが好きなポイントを少し書きます。
刃牙シリーズは合計で100巻を超えていますが他の少年マンガと違い「強さのインフレ」が比較的緩やかなところが好きです。作中の最強キャラを初期から変えていないことと強さの数値化をしていないことがその要因と思われます。(例:DBは『戦闘力』、トリコは『捕獲レベル』を設定し、次々に最強キャラが登場することでハイパーインフレ状態です)
刃牙シリーズもインフレは起こっていますが、『最強を追い抜かすタイプ』のインフレではないですね。会社に例えると、ベアです。自分の給料も上がるけど高給取りも一緒に上がるから差が埋まらないという構図です。
 
最近は原人や武士が時代を超えて登場し、物語が『地上最強』から『地球史上最強』にシフトしましたが、どうしてもユージローが負ける姿が想像できません。ユージローには今後も最強の座を譲らずにいて欲しいですね。今回の宮本武蔵の登場が最後のベアかも知れません…。ユージローがどのように宮本武蔵に絡んでくるか非常に楽しみです。
 
板垣巴留先生の『BEASTARS』は刃牙とは全く作風が異なる、他誌では読めない(と思う)個性派マンガです。人間が登場しない動物だけの学園物語で、肉食動物と草食動物の複雑な関係を描いています。ヒューマンドラマならぬアニマルドラマです。
『動物としての本能』『種の違い』『10代の学生の葛藤(舞台は中高一貫校と思われます)』を少年誌離れしたデッサンで描いています。背景の描き方やトーンの使い方が独特で、ひとコマひとコマが美しいです。まだ3話目で今後どのような展開になるかわかりませんが、今年度で最も話題になるマンガのひとつだと思います。
 
ダブル板垣先生を筆頭にチャンピオンの先鋭化、個性化が今後一層進んでいくことを願っています。チャンピオンは少年誌という括りですが、他の少年誌よりターゲット年齢層は高いのではないでしょうか。大人でも十分に楽しめる少年誌だと思います。僕の精神年齢が変わっていないからなのかもしれませんが 笑