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グラップラー簿記の資産形成

帳簿上最強の生物を目指す男のドタバタ資産形成奮闘記です。

お母さん、今日も胡麻塩?

りんたろうさんや名もなき投資家氏(中の人変わった説(まだ言うか))が薦めていた『私の財産告白(本多静六著)』を読みました。

昭和独特の文体、言い回しに古臭い雰囲気がありますが(そこがイイ)、本多氏の貯金や投資に関する考え方はいまでも全く色褪せません。
イイね!と思った箇所にふせんを貼っていたのですが、誇張無しに毎ページ貼ってしまうくらい充実した内容です。
後書きにも書いてあった通り、本多氏の考えに触れるだけで終わるのか、それとも生活に取り入れるかは大きく違います。読むだけでは駄目ですので、実践しましょう。
僕は、自分で言うのも気が引けますが、1/4天引き貯金など既に実践できていることもありました。そのため、本を読むことで『新発見』があったというよりかは、いまの方法を継続&洗練させていこうという『再認識』が多かったです。(※自分の考えや性格に近いものしか読んでいないだけでしょうか…???)
 
1/4天引き貯金ができているからと言って、本多氏の功績や勤倹貯蓄の徹底ぶりと、自分のそれはもちろん比較になりません。本多氏は自分のことを『平々凡々の一般人』と表現していますが、そうだとすると僕は一体。。。
更に言えば去年の自分のほうがしっかり貯金してた気がします。過去の自分に負けないように気合い入れ直します。
 
この本は僕の『人生の1冊』として今後も折にふれて読み返したいと思います。色んな人に薦めたいと思いますが、全く貯金してない人には響くものは無さそうです。貯金してるからこそ共感できる内容が多く書かれています。
 
心に響いた箇所をいくつか取り上げます。
 
p18
『貧乏を征服するには、まず貧乏をこちらから進んでやっつけなければならぬ』
普通は、貧乏だから生活を詰めるわけですが、先にこちらが生活を詰めて貧乏を圧倒すべきと説いています。襲ってくる貧乏神よりも貧乏な生活をして、お前の貧乏レベルはその程度かと跳ね返すわけですね。逆転の発想、恐れ入ります。
 
p21
『お母さん、今夜も胡麻塩?』
月末に現金が少なくなってくると本多家では食事を胡麻塩で済ませていたようです(米はあるよね…??)。いくらなんでも、と思いましたがこの貧乏エピソードは後述のp26『一度は必ず貧乏を体験すべきものである』に繋がります。本多家のご子息は小さいころに貧乏を”体験できた”ので、どん底スタートであとは登っていくだけです。ちなみに僕も裕福な家庭ではなく、贅沢を知らないのですが、それがむしろ贅沢な環境だったのでは?と今になって思います。余談ですが、偶然にも幼稚園のころ僕のあだ名は『ゴマシオ』でした。
 
p34
『経済的な自立が強固になるにつれて、勤務のほうにもますます励みがつき、~中略~、人一倍に働いたものである』
僕が資産運用を通じて経済的自立を目指す理由のひとつが「給料の金額や周りの評価を気にせず働きたいから」です。その領域に達していないのでわかりませんが、仮に毎年300万程度の配当収入があるとしたら、周りから(特に上長から)の評価を気にせず仕事に取り組めるのではないかと思っています。
結局雇われだと、出しゃばって不満を買い査定が下がったらどうしようとか、最悪クビになったらどうしようとか少なからず思ってしまうはずです。贅沢しなければ暮らせるくらいの金が保証されていれば、周りの評価なんて耳に入ってこなくなると思います。おべっか使わず、本当に会社のためになることを考え、実行していくことができるのかなぁと夢見ています。そんな状態を目指し、貯蓄、運用に励みます。
 
p43
『貯金とアルバイトの集積が、雪達磨の芯となって次第次第に大きくなってきたためである』
雪だるま式に増えるものといえば?と問えば100人中100人が「借金」と答えるでしょうが、本多氏がいうのはもちろん「資産」です。芯が小さすぎると転がっても転がっても大きくなりにくいので、最初は貯蓄して芯を大きくすることから始めようと説いています。コツコツ貯蓄は一見遠回りですが、貯蓄体質を早期に確立しながら芯を大きくすることが王道かつ近道と思われます。
 
p48
『好景気時代には勤倹貯蓄を、不景気時代には思い切った投資を、時機を逸せず巧みに繰り返すよう私はおすすめする』
ぜひそうしたいところです。ただ、本多氏の生きていた時代と今はだいぶ違うような気がします。人口増、新技術の登場などなど、経済のパイが増え続けていたころに、現代の「失われた20年(そろそろ30年?)」など想像できたでしょうか。とはいえ、株価の波は現代も定期的に流れが変わるようです。次の暴落時に対応できるよう貯蓄を進めることが大事なのでしょう(雪達磨の芯づくりですね)。
 
この本は後書きも含め200ページ程度ですが、あとふせんが50個くらい貼ってあります。少しでも気になる人はぜひご購入いただきたいです。こんなに素晴らしい本が文庫版で500円なんて…。たった500円で最強投資家の資産運用方法が読めるなんて…。
 
歴史、偉人に学ぼう…。