グラップラー簿記の資産形成

帳簿上最強の生物を目指す男のドタバタ資産形成奮闘記です。

真面目クン、憤る。

小さい頃から「キミって真面目だよね」と言われ続けてきた。

なぜ真面目クンになったのかは不明。遺伝?環境?
真面目でズルせず正直にいることが大事だと考えていたし、今もそう思っている。
そんな真面目リーマンがいま、社内で非常に憤りを感じている。
 
某弊社は取引先との会食、接待は事前承認制である。いつ、どこで、どの企業と、何人で宴席をもつか、そして経費を使っていいかお伺いをたてる必要がある(他企業に勤める友人の話を聞く限り、この方法は普通なようだ)。
秩序、規律を正し、適切な経費の使い方を促すための措置だろうと思う。
誰かが取引先にウラを取るようなことはなく営業-管理間の信頼で成り立っているが、非常に脆い制度であることが判明した。
というのも今年度に入り少なくとも2回、架空の会食により経費が不正に使われているのだ。
自分もその会食(という名の経費泥棒)の当事者であるため、上司を批判する権利はないが常に葛藤している。自分が上の立場にたったときには絶対に同じことをしないと誓っているが、既に参加している手前、偉そうなことは言えない。
 
会食(飲み会)は1回数万円の世界、その分稼げばいいと主張するが、塵も積もればである。というか不正においては金額の大小はあまり関係ない。
秩序・規律の崩壊はネズミがあけたような小さい穴から広がっていく。不正は、その金額や巻き込む人々の規模に関わらず避けるべきことだと思う。
 
先日も上司が経費泥棒を働いた。そして僕は終電を逃し、タクシーで帰ることとなった。万単位でタクシー代がかかったが、経費計上していない。ささやかな反抗である。
上司に経費計上していないことを突っ込まれる可能性は高いが、言い方を工夫し計上しないつもりだ。
「終電を逃したのは自分のせい、万単位タクシー代がかかったのは自分が会社近くに住んでいないせい」とあくまで上司や制度に責任はないことを強調しようと思う。
今回経費計上をしないことで、今後の飲み会では「タクシー代、結構かかるんで」と、終電前に帰れるようになると考えている。
経費の不正利用が減るのであれば、また、終電以降の飲みが無くなるのであれば、今回のタクシー代など安いものである。
 
上司と、上司に近い考えの人からはセコい人間だとバッサリ斬られるだろうが構わない。もう何年も前になるが「タダで貰えるんなら貰っておけばいい」と発言したお笑い芸人は信頼を完全に失い、今もその後遺症を引きずっているように見える。次長だか課長だか知らないが冗談はコントだけにしてくれ。
彼らのような不遇は味わいたくない。長期的な視点で、信頼を得たいのであれば従うべきは規律である。
 
そんなこんなで舛添知事もなんか文春にやれてるようで。まだ疑惑なのでノーコメントとしたいが、疑われる時点でほぼほぼアウト。
 
ルールに忠実な人、そうでない人、時と場合による人などなど、いろんな人がいるから面白いんだけども。